「第49回報知映画賞」各賞が決定 主演男優賞に横浜流星、主演女優賞に石原さとみ
今年度の映画賞レースの幕開けとなる「第49回報知映画賞」の各賞が25日、発表された。主演男優賞は「正体」(藤井道人監督、29日公開)で、脱獄し姿を変えながら逃走する死刑囚役を演じた横浜流星(28)が受賞。昨年に引き続き2年連続の主演男優賞受賞で、2022年の助演男優賞から3年連続の受賞は49回の歴史で初の快挙となった。「正体」は作品賞、助演女優賞(吉岡里帆)と合わせて3冠。横浜は、「同志」と表現する藤井監督と二人三脚でつかんだ栄光に万感の思いを口にした。 主演女優賞は、「ミッシング」(吉田恵輔監督)の石原さとみ(37)が受賞した。一昨年に第1子出産を発表後初の演技で、娘を失った母親役を体当たりで演じ、新境地を切り開いた。報知映画賞は2003年に「わたしのグランパ」(東陽一監督)で新人賞を受賞して以来、21年ぶり。映画賞の主演女優賞は初めてで、「新人賞、主演女優賞と2つの区切りで報知映画賞に呼ばれ、奇跡的な縁を感じる」と目を細めた。 表彰式は12月中旬に都内で行われる。
報知新聞社