スマホ充電は年に一度に?次世代通信基盤「IOWN」が北海道で初実験 データ容量125倍 消費電力100分の1に…医療や工事現場などでの活用に期待
北海道放送(株)
NTTが進めている光通信技術を使った次世代の通信基盤=IOWNの、北海道内初の実験が、11月1日、札幌で行われました。 【写真を見る】スマホ充電は年に一度に?次世代通信基盤「IOWN」が北海道で初実験 データ容量125倍 消費電力100分の1に…医療や工事現場などでの活用に期待 私たちに、どんな未来をもたらすのでしょうか。 時崎愛悠記者 「ここ北海道大学から約1.7キロ離れた、大通西4丁目にいる方とじゃんけんをしてみます」 「じゃんけんほい!あいこでしょ!…」 インターネット回線によくある感覚的なズレを、ほとんど感じません。 11月1日に札幌市で行われた、NTTの次世代通信基盤=IOWNの、道内初の実験の様子です。 IOWNとは、電気信号を光に置き換える次世代の通信技術です。 データの容量は、これまでの「125倍」。通信の遅れもほとんどなくなります。 一方、消費電力は100分の1に。 スマホの充電は、年に一度でよくなるとも言われています。 体験した鈴木知事は。 鈴木直道知事 「最初はグー、じゃんけんぽん!あっち向いてほい!」 鈴木直道知事 「緊張感がありますね。距離はあるが自然に感じますね」 遠く離れていても通信の遅れがなく、映像もズレないため、医療や工事現場などでの活用が期待されています。 NTT東日本 沖杏奈さん 「遠隔操作や自動運転の遅延が許されない分野で活用進めていく」 さらに、データのやりとりがほぼリアルタイムできるため、地震など有事の際のデータのバックアップにも期待されています。 IOWNによって具体的に何ができるようになるのか、簡単にまとめました。 【予防医療】 患者のあらゆるデータを用いて、将来かかりやすい病気の予想・発症の予防 【自動運転】 車の遠隔捜査ができることにより、荷物の発送や子どもの送り迎えの自動化 【スマート農業』 高齢化や人手不足が課題となっている農業に必要な作業の遠隔での管理 IOWNの実用化の目標は2030年とのことです。
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