「富富富」親しみやすく 小矢部園芸高・パックご飯 2年生が容器デザイン考案
●9、10日、市農業祭で販売 小矢部園芸高は学校田で丹精した富山米新品種「富富富(ふふふ)」を使い、オリジナルパックご飯を作った。容器のふたとなるフィルム部分には、2年生2人が考案したコメにまつわる絵をデザインし、親しみやすくした。小矢部市のクロスランドおやべで9、10日開かれる「市農業祭」(富山新聞社後援)で販売される。 同校は今年度、約80アールの学校田で「富富富」を初めて栽培した。JAいなばへ出荷し、パックご飯製造を手掛けるウーケ(入善町)に4992個を製造してもらった。 ●コメの妖精描く 校内でフィルム部分のデザインを募り、2年の上原一神(かむい)さんと丸山あいさんの作品が採用された。上原さんは収穫したコメをすくい上げる両手、丸山さんは箸の上にいる「コメの妖精」の絵を描いた。 今年1月にウーケの花畑佳史社長を招いた講演会が同校で開かれたのを機に、新たなパックご飯づくりの気運が高まった。 上原さんは「2人の合作でかわいらしく仕上がった。おいしいコメのPRにつながってほしい」と話した。パックご飯は同校で16日開かれる農産物即売会でも扱う。