オリビン、開聞岳、持久走…子どもたちが見つけた“宝物”をオリジナルソングに 「大事に歌い継いでいく」 指宿
指宿市開聞の川尻小学校の児童が16日、シンガー・ソングライターの野田かつひこさん(58)=福岡県久留米市=と一緒に、地域のオリジナルソング作りに挑戦した。完成した曲は「川尻の宝物」と命名。学校行事や卒業式などで披露する計画だ。 【写真】児童のアイデアを基に、即興で作ったオリジナルソングを披露する野田かつひこさん=指宿市開聞の川尻小学校
かごしま子ども芸術センター(鹿児島市)による文化庁委託事業の一環。野田さんと5、6年生12人は、近くの川尻漁港周辺を散策し、川尻海岸で見つかる鉱物・オリビンや開聞岳、持久走の思い出など歌詞の材料を出し合った。 野田さんが昼休み時間を利用し、児童の選んだ曲調で作曲。明るくアップテンポな曲に仕上がった。追加したい文言や曲名を全員で考え、一緒に歌って練習した。6年の竹畑実郁さんは「みんなの思いが一つの曲になった」とうれしそう。野田さんは「初めて曲を作った思い出と一緒に、歌い継いでいってほしい」と語った。
南日本新聞 | 鹿児島
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