かつて「世界でもっとも美しい」と称された元スーパーモデル、60歳を前に"ノーメイク&加工なし"のセルフィーを投稿
現在59歳のポーリーナ・ポリスコワは、30年にわたって雑誌のグラビアページを飾ってきた"若きスーパーモデル"では、もうない。しかし、たとえ少したるんでいたり、20代のようなピチピチ肌ではなくても、歳を重ねた自分を受け入れながら、若い頃のイメージに固執しないように積極的にアクションを起こしている。 【写真】ポーリーナ・ポリスコワが投稿した、未加工のすっぴん写真 「顔にシワがあって、どこもピンっと張ってない自然体な肌で生きている女性が現代は少ない。年相応に見える女性のほうが、今は逆にあまり見かけない気がします。それもそうかも。自然体でいても、褒めらることは少ないですから」と以前に『The Tamron Hall Show』で語っていた彼女。 「実際、老化が進んだ見た目を"素敵!"と褒める人はそんなに多くないでしょう。いかに老け込んでいないか、自分を若々しく見せることに努力しているか、それが褒めるに値すると思われている」。 言い換えれば、年齢を重ねた女性は実年齢より若く見える時だけ称賛され、それは自然に歳を重ねることは悪いという考え方を強化するものだとポリスコワは指摘した。 リアルな歳を重ねた女性の写真がSNSやメディアでもあまり見かけないことに落胆したという。 そこで、今まで一度も整形手術を受けたことがないという彼女が、ノーメイクで加工やフィルターが一切ないセルフィーを率先してインスタグラムに投稿するようになった。 誰も老化を讃えないなら、自分でやろうと思ったという。「自信を持とうと思ってやっているの」と彼女。 「ソーシャルメディアに自分のありのままの写真をあげれば、ある種それに対処せざるを得なくなる。『自分はこんな風に見えるんだ』って。私は自分の外見を受け入れようとしているの。これが今の私よって」 ポリスコワはよく写真のキャプションに、率直な気持ちを書き、美の基準や美とは何かなどについての議論のきっかけを作っている。 かつては、モデルとしての彼女を誰もが"この世でもっとも美しい人だ"と認識していた。今、彼女はそれを自分で証明しなければならない。 「ようやく私が自分に与えられたものを受け入れても、私は美しさを失いつつあるというのが社会の意見」と彼女は先日のセルフィーに綴った。 「私は全盛期を過ぎたという手厳しい意見に必死に我慢しているの。だって私は今が全盛期と思っているから!」 そして「学び、成熟し、そしてシワがあるこの外見は、今がこれまでで一番いいバランスだと信じている」と続けていた。 線画を描いている彼女を下から撮った別の写真では、アングルについて議論。 「眩しい光を逆光に下からのアングルで撮るのは、顔のたるみに優しくスポットライトを当てる良い方法」と彼女。 「私はこの写真が好き。線と光と影だけが大事な別の世界に、心から夢中になっているリアルな私を見せているから」 彼女の投稿には、その正直さに賛同する人々から何百ものコメントが寄せられる。 ある人は「あなたは気高さを放っている」とコメント。「上品でエレガント。愛しかない。尊敬する。年を重ねることを受け入れているわ」と女優のサルマ・ハエックは加えた。 別のすっぴんのセルフィーには、「あなたの透明性と物事の見方が大好き。とても元気が出る。美しく若く見せなきゃというプレッシャーは本当にリアルで厳しい」と書いた人もいた。
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