パリ五輪、「自前のエアコンを設置する」とアメリカが表明。ネットは「そりゃそうだよね」
7月26日から始まるパリオリンピックで、アメリカ選手団が、選手村に自前のエアコンを持参することがわかりました。ネットでは、ツッコミやさまざまな意見が集まっています。【Matt Stopera / BuzzFeed】 【画像】公開されたパリ五輪 選手村の一室
大会組織委員会は、「史上最も環境にやさしい」大会を目指し、環境保護の観点から選手村にエアコンは設置されていません。室内の温度は、23~26度に保つことを目指すといい、エアコンを希望する場合には、選手代表団の負担で設置することはできるそう。
そんな中、アメリカの五輪選手団が、自前のエアコンを選手村に持ち込む予定だと、AP通信が報じました。
米国オリンピック・パラリンピック委員会のサラ・ハーシュランド最高経営責任者(CEO)は、エアコン導入の経緯をこう語っています。
「アスリートたちと話したとき、彼らは、パフォーマンス能力を発揮する上で、(空調などの環境面を)非常に重要な要素だと感じていた」
この報道に対し、ネットでは「そりゃそうだよね。エアコンは水や酸素、食料と同じように欠かせないものなんだから」「選手がきちんと眠り、きちんと回復し、きちんとしたパフォーマンスを発揮するためには、涼しい環境が必要です」などのコメントが寄せられました。
また、「開会式のパレードでは、エアコンをワゴンに乗せた状態でお披露目されるだろう」といったジョークや、星条旗をバックに、アメリカのシンボルである「ワシ」と今回話題に上がった「エアコン」が描かれたイラストを投稿するユーザーも。
空調システムを導入すると決めたのは、アメリカ選手団だけではありません。米ワシントン・ポスト紙によれば、オーストラリアなども独自にエアコンの設置を決めています。
また、日本オリンピック委員会(JOC)も昨年12月、選手村にエアコンを設置する方針を表明しています。
2019年や2022年には、40度越えの猛暑が記録された開催地のパリ。選手の体調や競技パフォーマンスへの影響が心配されます。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:高島海人