ウィリアム皇太子、元乳母の継子の死に哀悼の意「恐ろしい襲撃…」米14人死亡事件で犠牲に
英王室のウィリアム皇太子(42)が4日、米ルイジアナ州ニューオーリンズで新年を祝うため集まっていた群衆にトラックが突っ込み次々と人をはねた事件の犠牲者の中に元乳母の継子が含まれていたことを知り、哀悼の意を表した。 【写真】クリスマス礼拝に参列するウィリアム皇太子ファミリー 欧米メディアによると、死亡した14人の中に1993年から99年まで皇太子と弟ヘンリー王子(40)の乳母を務めたティギー・レッグ=バークさん(59)の義理の息子エド・ぺティファーさん(31)が含まれていたという。 レッグ=バークさんは、兄弟の母ダイアナ元妃が亡くなった後も2人の支えとなり、非常に親密な関係を築いていたことで知られる。英ロンドン警察は4日、身元が判明したぺティファーさんの遺体を英国に戻す手続きを行っていることを認めたという。 皇太子はインスタグラムのストーリーで、「(妻)キャサリンと私は、エド・ベティファーさんの悲劇的な死に衝撃を受け、悲しんでいます。私たちの思いと祈りは、ぺティファー家と、この恐ろしい襲撃で悲劇的な影響を受けたすべての罪のない人々と共にあります」とつづり、最後に個人的なメッセージであることを示す「W」のイニシャルを添えて追悼した。 米連邦捜査局(FBI)は、警察との銃撃戦の末に現場で死亡した容疑者は、過激派組織「イスラム国(IS)」に強く影響された単独犯による犯行であるとの見方を示している。この事件で14人が死亡し、35人が負傷した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)