[山口県]下関市立大にプロムナードとベーカリーカフェ 学生数増に備え整備
下関市立大に新たにプロムナード(遊歩道)と生協ベーカリーカフェが完成し、9月27日に同市大学町の同大でグランドオープン式典があった。 プロムナードは芝生広場や園路、植栽などを約1億6900万円かけて整備。面積は約5千平方メートル。元々駐車場だった場所を活用した。 市立大生活協同組合が運営する「ベーカリーカフェParket」は、屋上付き1階建て(延べ床面積65・20平方メートル)でプロムナードの一角に整備。焼きたてのパン約30種類や市立大オリジナルのブレンドコーヒーなどを提供する。建設費は約1億550万円。 同大には食堂が1カ所しかなく、昼休みには長蛇の行列ができて混雑するという。今年4月にデータサイエンス学部、来年には看護学部が開設されるなど、学生数が今後増えることからカフェを整備した。 式典には前田晋太郎市長や市議、大学や工事関係者らが出席し、テープカットでオープンを祝った。 同大の三木潤一理事長は「学生たちがプロムナードを通って校舎に向かい、カフェに集って和気あいあいとくつろぐ。キャンパスとしての風情が整った」、市立大生協の高橋和幸理事長は「学内のにぎわい創出に資する施設となれば」と述べた。