6月の“攻撃的”3バック導入後は攻撃力大幅UP…24年代表活動を振り返る遠藤航「もっと色々チャレンジできる」
[11.19 W杯最終予選 日本 3-1 中国 厦門] 2024年の代表活動を勝利で終え、来年3月の次戦で8大会連続のワールドカップ出場に王手をかけた。日本代表MF遠藤航(リバプール)は「チームとしては(最終ライン)3枚、4枚含めて色んなやり方でやりながら勝ちを積み重ねて、色んなオプションを持てるチームになってきている」と今年一年を振り返った。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 最終予選6試合5勝1分の首位独走状態で24年を締めくくった。1月のアジアカップでは準々決勝敗退と悔しい結果に終わったが、6月に“攻撃的”3バック布陣に変更すると、7試合29得点と大幅に攻撃力が増した。北中米W杯出場を懸けた戦いを続けながら、さらなる高みを目指すテストも行っている。 最終予選では3-4-2-1の布陣で結果を出しつつ、遠藤は「もっと細かいところのディティールにこだわる」と勝利の先に目を向ける。「試合の中で3枚から4枚にしたり、1ボランチなのか2ボランチなのかみたいなところも。選手交代も含めて、もっと色々チャレンジできると思っている」。もちろん勝利が最優先。その中で「さらに自分たちのオプションを増やせればいいと思う」と力を込めた。 個人のことでいえば、リバプール2年目を迎えた中で出場時間が限られている状況だ。終盤投入の“クローザー”という戦術的な意図がある起用でも、遠藤自身は「とにかくリバプールで出場時間を増やせるだけ増やすことが今の自分に求められていること」と心境を語る。「チームも自分のことを必要としているとは思う。やることは変わらない。とにかく準備をして出場時間を増やしていければ」。自身の立ち位置を冷静に捉えつつ、クラブ帰還後のポジション争いにも改めて意欲を燃やしていた。