連続テレビ小説『おむすび』第6週 第27話 ©NHK

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第27話を振り返ろう。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】仲里依紗の驚きの正体は…？ 貴重な未公開写真はこちら。NHK朝ドラ 『おむすび』劇中カット一覧

まさかの展開！ 歩が東京で女優活動

　歩（仲里依紗）が、家族で神戸に移り住む提案をしたことで心を開ざした結（橋本環奈）。歩は口を聞いてくれない結の心の内を知るため、天神のゲームセンターに集まっていたハギャレンの元を訪ねる。 　しかし、結と連絡を取っている者はいない。それどころか、結と同じクラスのリサポンですら彼女と話せていない状況だった。しかし、リサポンは結が父・聖人（北村有起哉）にギャルの姿を見られることを異常に警戒していたことを思い出し、結は聖人のことを気にしているのではないかと、歩に伝える。 　一方、書道部もギャルもやめて農業の手伝いばかりしている結は、高校卒業とともに家を継ぐと言い、聖人を困惑させる。 　そんな中、永吉（松平健）が家で昼寝をしているところへ、“歩の付き人”を自称する佐々木佑馬（一ノ瀬ワタル）が訪ねてくる。佑馬は「大女優の歩がいなくなって現場は大混乱」と大騒ぎし、歩の居どころを聞くが、永吉は“歩が大女優”と知って驚く。 　歩が家に帰ってくると、自宅の前には女優である歩見たさに野次馬が集まり、賑わっていた。その中から佑馬の姿を発見した歩は走って逃げ出す。 　また、結はそんな状況も無視して農作業に勤しんでいた。そこへ食事をご馳走になったお礼にと四ツ木翔也（佐野勇斗）がいちごジャムを持って訪ねてくるが、結の顔をみて、パラパラを踊っていた時の活き活きした表情から、最初に会った時に見せた寂しそうな顔に戻っていると指摘する。 　またもやクセの強い新キャラが登場し、ますます賑やかになった『おむすび』。また、“歩が大女優で現場が大混乱”というまさかの展開が描かれた。 　Xには以下のように感想が集まっている。「大女優？」「また濃ゆかキャラクターが登場したばい」「なんかただの付き人では無さそうだなぁ。」「地元民達が『大女優のアユ』を知らないてのが、んー、どーゆー事なんだろう。」「一ノ瀬ワタルさんさすが面白いね」 　一方、心を閉ざす結と四ツ木の行動にも注目が集まっているようだ。「四ツ木君にだけは本音を語ってしまう結ちゃん。」「結のさみしい顔にすぐに気がつく河童。」「結ちゃん、お父さんやお姉ちゃんに対して複雑な感情があるのはわかるけど、頑なすぎるなぁ。」「やっぱりそういうとこに気づいてくれる翔也、いいんだよなぁ」といった投稿が見られた。 　明日以降、歩が東京で何をしていたのか、大女優とはどういうことなのか、歩の素性は明かされるのだろうか…。 （文・野原まりこ）