ドジャースが30勝到達 大谷翔平は“大谷の日”制定記念に御礼13号 本塁打王争い両リーグトップに並ぶ
◆米大リーグ ドジャース7―3レッズ(17日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】名実ともに“大谷翔平の日”!レフトスタンドへ13号2ラン!! ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同中地区4位のレッズに競り勝ち、連敗が2でストップ。フィリーズ、ヤンキースに次いで今季30勝に到達した。「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(29)は自身の記念日が制定された日に自ら“祝砲”をあげるなど4打数1安打2打点の活躍。8回にはこの日が腰痛からの復帰戦となったヘイワードが今季1号2ランを放った。 大谷は初回無死の第1打席は一ゴロに倒れたが、3回1死一塁の第2打席だった。レッズ先発・モンタスの初球。95・3マイル(約153・4キロ)直球を捉えた。打球速度104・5マイル(約168・2キロ)、飛距離368フィート(約112・2キロ)、打球角度28度。13号2ランが左翼席に飛び込んだ。モンタスはエンゼルス時代に通算24打数10安打の打率4割1分7厘、4本塁打と得意にしていたが、相性の良さは健在だった。オズナ(ブレーブス)を抜いて本塁打王争いでリーグ単独トップ、タッカー(アストロズ)に並んで両リーグトップタイに再浮上した。 4回2死一、二塁の第3打席は空振り三振。3―3の7回1死一塁では3番手右腕・クルスから一ゴロも併殺崩れで塁上に残り、その後4番・スミスの中前適時打で決勝のホームを踏んだ。 米カリフォルニア州ロサンゼルス市はこの日、選手としての功績や歴史的な影響力などをたたえ、5月17日を「大谷翔平の日」と制定したことを発表した。大谷はこの日午前中にロバーツ監督らとロサンゼルス市庁舎を訪問し、市議会から認定証を受け取った。背番号17にちなみ、ドジャースでの現役期間中、ロサンゼルス市では「5・17」が「Shohei Ohtani Day」となる。 大谷は「ロサンゼルス市議会の皆さん、今日は本当にありがとうございます。今日この日を迎えられたことを、私自身すごくうれしいですし、私自身にとってすごく特別な瞬間です。今日を迎えるにあたって、ドジャース関係者の皆さま、ファンの皆さまに心より感謝申し上げます」と話し、大きな拍手を送られた。 16日(同17日)の本拠地・レッズ戦は「大谷翔平ボブルヘッドデー」として行われたが、開門2時間以上も前から大行列ができ、観衆5万3527人は今季のMLB全体で最多、2019年9月以降ではドジャースタジアム最多となっていた。大谷人気はもはや現地でも“社会現象”と言える。今年の5月17日は名実ともに大谷の日となった。
報知新聞社