主役張った大谷翔平 イベント続いた週末締めくくる劇打 MLB公式「ハリウッド・エンディング」
◇ナ・リーグ ドジャース3―2レッズ(2024年5月19日 ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手(29)は19日(日本時間20日)、本拠ドジャースタジアムでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。第4打席に一塁へ内野安打を放って2試合ぶりの安打をマークすると、延長10回に移籍後初のサヨナラ打を放った。4打数2安打で打率.353。前日に6毛差で打率トップに立っていたブルワーズのウィリアム・コントレラス捕手(26)はこの日のアストロズ戦は5打数無安打で打率.341に落とし、大谷がトップに返り咲いた。チームは今季2度目のサヨナラ勝ちで2カード連続勝ち越しを決めた。 今週はボブルヘッドデー、大谷翔平の日制定とイベントが重なった。自身4年ぶり2度目のサヨナラ打で締めくくった大谷は「特別な週末だった。ボブルヘッドデーは打てなかったので、それ以降しっかり打ちたいなと思っていたので今日はいい形で打ててよかった」と笑顔を見せた。 イベントの主役としてサヨナラ打で締めくくった大谷について、MLB公式インスタグラムは「ハリウッド・エンディング」と表現した。 最大の見せ場は2-2で迎えたタイブレークの延長10回だった。2死一、二塁で大谷。カウント1―2から内角速球を引っ張ると、打球は右翼線で弾み、本拠ファンが大熱狂の移籍後初のサヨナラ打となった。大谷はベンチから飛び出てきたナインからウオーターシャワーで祝福され、満面の笑みを浮かべた。 大谷は打席での狙いについて「長打ではなくて、単打をしっかり打つスタイルのバッティングだった。いい結果になってよかったと思います。初球もいい球でしたけど、そこは見送ってよかったと打席の中で思っていた。その前のスライダーだったり、そこらへんの厳しいボールをファウルにできていたところが結果的にいい結果につながったのかなと思います」と振り返った。