空気清浄機と脱臭機能が付いた除湿機、1年中リビングを快適に保つ工夫とは
新型サブコンデンサーは熱交換率が高く、従来は25mmの厚みがあったサブコンデンサーと同じ性能を保ちながら、約12mmにまで薄型化し、本体のサイズを省スペース化することにも貢献。サイズに関しては(空気清浄用の)薄型HEPAフィルターを採用したこともあり、従来から高さが20mm増えたものの奥行は14mmとスリムになり、設置面積を少なくしました。 一方、アルミを採用した新型サブコンデンサーには、銅管と比べて腐食しやすいというデメリットも発生。蒸発器で発生した結露水の付着を防ぐべく、蒸発器には防食コーティングを施した上で、サブコンデンサーを水に触れにくい一番奥に配置しています。
■省エネ、低騒音で稼働させるスマートフラップ 省エネも意識したポイントの1つ。除湿機、空気清浄機、脱臭機能が搭載された1台3役のMJ-PHDV24WXでは、独自構造「スマートフラップ」により、除湿、空清、脱臭を自動で切り替えられ、効率のよい稼働と静音性を両立しました。 背面にあるHEPAフィルター。活性炭フィルターの左右2カ所に取り付けられたスマートフラップは、部屋の湿度が上がってきたらフラップを開き、フィルターを通さない風が取り込めるようになります。フィルターを通すと空気が通る抵抗が大きく、運転量が多くなってしまうため、フィルターを通す風・通さない風を半々ほどで内部に取り込み、除湿メインで運転します。 一方、部屋の空気が汚れてきたことを検知すると、フラップを閉じてフィルターからのみ吸気し、空清・脱臭メインの運転に切り替え。温度・ニオイ・ダスト/ホコリセンサーで部屋の状況を960ものパターンに分析し、最適な運転をオートで行えるというわけです。
■ファンを大型化して静音化、より静かに稼働できるように 運転音を静音化するためファンも改良し、従来のシロッコファンにターボファンの形状を取り込んだターボインシロッコを新開発。回転翼を大型化し、形状を変更して、風速が低くても風をしっかり送れるようになったといいます。運転音は除湿強での運転で43dB、除湿弱での運転で32dBです。