【中日】ピンクユニでドラゴン桜満開 中田翔の適時打から逆転6連勝で4年ぶり貯金5 立浪和義監督「正直うれしい」
◆JERA セ・リーグ 中日5―2阪神(13日・バンテリンドーム) バンテリンDの桜は満開だった。ナインが着用した「昇竜ユニホーム」は桜をイメージ。入場者にも配布され、阪神ファンが陣取る左翼席以外はピンク色に染まった。0―2の6回に4得点で逆転。6連勝(1分け挟む)、貯金5はともに4年ぶりの快挙で、立浪監督は「正直、うれしい」と顔をほころばせた。 逆転劇を呼んだのは中田だ。無死一、三塁。カウント2―2とされると、軽打に切り替えた。内角球にコンパクトなスイング。適時打を中前にはじき返した。「追い込まれていましたが、なんとかヒットで後ろにつなげて良かったです」。この一打が突破口となって、代打・中島の押し出し死球で同点とし、宇佐見が左前に勝ち越し打。6人連続出塁と打線がつながった。 「ここぞという時、人とは違う集中力を発揮してくれる」。立浪監督は4番の勝負強さを絶賛した。出場12試合で10打点。巨人・岡本和の12に次ぐリーグ2位だ。 中田、中島(ともに前巨人)、山本(前阪神)と新加入組で3打点。宇佐見を加えた元巨人4人衆で4打点。首位に立つ指揮官は「今年は違うと言ってるでしょ」と笑った。(井之川 昇平)
報知新聞社