青森県に8回来県、リンゴ狩りも/百合子さま
県人事課によると、三笠宮妃百合子さまは過去に8回、青森県を訪れている。初めての来県は1950(昭和25)年8月、北海道での公務の帰路に、三笠宮殿下とともに八甲田や十和田湖に立ち寄られたという。77年に青森県で開催された国民体育大会「あすなろ国体」の秋季大会にも出席された。 日本赤十字社の名誉副総裁として度々来県。60年に日赤県支部新社屋落成記念有功章御親授式に出席し、新社屋を視察されたほか、82年には県赤十字血液センター開設記念県大会に出席された。78年秋に赤十字奉仕団創設・青少年赤十字再建30周年記念青森大会に出席のため来県された際には、黒石市の県りんご試験場も訪問された。真っ赤に色づいたリンゴに「きれいだわ」「絵に描いてみたい感じ。素晴らしい色ですね」などと感嘆の声を上げられ、リンゴ狩りを楽しまれたという。 15日、百合子さま逝去の報を受け、宮下宗一郎知事は「妃殿下におかれては8回にわたり本県にお立ち寄りいただき、本県の社会福祉やスポーツの発展にご尽力いただいた。県民とともに謹んでご冥福をお祈りする」との謹話を発表した。