ローソン、冷蔵・冷凍ケースへの扉設置でCO2排出量30%削減
ローソンは、冷蔵ケースと冷凍ケースに扉を設置して省エネを目指す取り組みを進めており、導入店舗において導入前と比較して、電気使用量とCO2排出量を平均31.4%削減できたと発表した。この結果を踏まえ、さらにエリアや立地条件等様々なタイプの店舗への拡大に向けた検証を行なう。 【この記事に関する別の画像を見る】 ローソンは、2022年に冷蔵・冷凍ショーケースに扉を設置した実験店舗を川崎市内にオープンし、電気使用量・CO2排出量の削減の実証実験を実施してきた。その後27店舗でも同様の扉を設置し、店舗改装前の2023年3月~10月と改装後の2024年3月~10月の比較で、電気使用量とCO2排出量の31.4%削減を確認できた。 さらに実証実験店の拡大を開始し、12月7日の札幌市、富山市の各1店舗への導入を皮切りに2025年2月までに、「冷蔵ショーケースへのガラス扉の設置」「冷凍平台ショーケースへのアクリル扉の設置」「冷蔵ショーケースの防霜ヒーターを省エネ性の高い小型タイプに変更」といった3つの省エネ設備を導入する。ショーケースに扉を取り付けることで、外気侵入・冷気漏れを改善し、大幅な省エネを目指す。 導入店舗は今回の拡大により、これまで導入を進めてきた店舗と合わせて約90店舗となる。 ローソンでは、2025年に「1店舗当たりのCO2排出量を2013年比で15%削減」、2030年に「同50%削減」の目標を掲げている。
Impress Watch,加藤綾