大岩ジャパン、パリ五輪にこの18人を連れていけ! 「ベスト布陣」考察…OA枠活用法は?【コラム】
攻守に厚みをもたらす田中碧をオーバーエイジ枠で起用
<サイドバック(SB)> ・関根大輝(柏レイソル) ・内野貴史(デュッセルドルフ) ・バングーナガンデ佳史扶(FC東京) SBは、U-23アジアカップで力強いパフォーマンスを見せた関根大輝が右の最有力候補。左は大畑歩夢が存在感あるプレーを見せたが、A代表に呼ばれた実績などを考えるとバングーナガンデ佳史扶が逆転で入る可能性はある。よりレベルの上がる相手と対峙した際に、体格を含めて当たり負けしない強さがあるバングーナガンデを加えると予想した。 またもう1つの枠については、純粋な右サイドバックとして力を発揮できる半田陸と両サイドを器用にこなせる内野貴史で悩んだが、アジアカップ中、常にチームのために声を出す姿や選手間ミーティングを促す動きが見られたように、周りに影響を与えられる点で内野を選んだ。 <中盤> ・鈴木唯人(ブレンビー) ・藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) ・松木玖生(FC東京) ・田中碧(デュッセルドルフ)※オーバーエイジ枠 最も難しいのが中盤の枠だ。今大会同様に「4-3-3」でインサイドハーフとボランチを置くシステムで考えた時に、鈴木唯人と藤田譲瑠チマの2人がファーストチョイスとなる可能性が高い。世代を牽引してきた攻撃の要である鈴木唯、そして攻守の大黒柱でありキャプテンを務める藤田は外せない存在だ。 そして、オーバーエイジ枠で田中碧を起用したい。アンカーとインサイドハーフができ、攻撃にも守備にも絡むことができるのはポジティブな要素。東京五輪の悔しさを持つ選手だけに、もし選ばれればメダルへの想いは強いはず。攻守の安定感は抜群なだけに、チームを落ち着かせられる存在としても重宝したいところだ。 最後の1枠については次のウイング枠も踏まえた話になるのだが、久保建英や三戸舜介といった選手たちがインサイドハーフでプレーできるため、どちらかというとクリエイティブ力よりハードワークできるような戦える選手が欲しい。そこで考えた時に、荒木遼太郎や山本理仁を抑えて松木玖生を加えた。また“隠し球”として佐野航大を入れるという手も考えられる。NECで圧倒的な存在感を放つ男も候補に入ってくるはずだ。