PSG会長、スーパーリーグ創設あきらめないレアル&バルセロナに「ECAに復帰するなら歓迎するよ。2チームだけで20試合は戦えないだろう」
パリ・サンジェルマン(PSG)および欧州クラブ協会(ECA)のナセル・アル=ケライフィ会長が、欧州スーパーリーグ創設を目指し続けるレアル・マドリーとバルセロナについてコメントしている。スペイン『マルカ』が伝えた。 欧州スーパーリーグ創設のために動き続けるレアル・マドリーとバルセロナだが、旗色は悪いままだ。チャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリー対ボルシア・ドルトムントが行われる6月1日、その開催地のロンドンではECAによる会合が行われた。その場でアル=ケライフィ会長は、1年前に欧州スーパーリーグ創設のメンバーから脱退したユヴェントスが、ECAに復帰することを発表している。 アル=ケライフィ会長はスペイン2強もユヴェントスのように、UEFAが公認する唯一のクラブ協会ECAに復帰することを勧めている。 「ユヴェントスはフットボールファミリーに戻ってくることになった。彼らを花束とともに迎えさせてもらうよ。ユヴェントスは素晴らしい歴史を持つ偉大なクラブだ。彼らがこちらに戻ってきたことを誇らしく思っている」 「レアル・マドリーとバルセロナについても、私たちは両手を広げて歓迎するよ。彼らにもここにいてほしんだ。スーパーリーグについては……彼らだけで20試合を戦うことなどできないだろう。私は両クラブとそのファンに敬意を持っている。彼らはとても偉大であり、つまはじきにされている理由などないじゃないか」 「レアル・マドリーはCLで素晴らしい歴史を築いてきたクラブであり、常に優勝することを望んでいる。それなのに大会を破壊しようとするなんて、意味が分からないよ。CLを愛しているならば守らなくてはならないはずだ。CLは私たちにとって大切な大会であり、レアル・マドリーも心の底ではそう思っているのだろう。彼らと新しい大会フォーマットなどを話し合えたら素晴らしいのだがね」 アル=ケライフィ会長はその一方で、財政難に陥るバルセロナの方が、ECA復帰に近いとの見解を示した。 「ああ、もちろんバルサの方が近いはずだ。バルサはクラブ状況から、ここにいることをどこよりも必要としている。私が会長であったとしたら明日にでもECAに復帰しているね。ラポルタは素晴らしい人物だ。バルサはECA加盟で一枚岩となる恩恵を、どこよりも受けられるはずなんだよ」