どうして軽自動車は「車検費用」が安いのか気になります。点検項目に違いがあるのですか? 具体的にはどれくらい違うのですか?
軽自動車の車検費用は、普通車より安いと聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、具体的にどれくらい安いのか、なぜ安いのか気になりませんか? 本記事では、軽自動車の車検費用が安い理由や、普通車との点検項目の違いを詳しく解説します。また、実際の費用差や車検をお得にするためのコツも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
軽自動車の車検費用が安い主な理由
軽自動車の車検費用が普通車よりも安い主な理由は、法定費用の違いによるものです。車検時に必ず支払う法定費用には、重量税、自賠責保険料、印紙代が含まれます。 これらの費用は車種によって異なり、軽自動車は普通車に比べて総じて低く設定されています。 1. 重量税 軽自動車の重量税は、普通車と比較して大幅に低く設定されています。車両重量が1トンの普通車の場合、重量税は1万6400円ですが、軽自動車の場合は6600円と約1万円の差があります(エコカー外、13年未満の場合)。 2. 自賠責保険料 軽自動車と普通自動車の保険料の差は、全ての契約期間で数百円程度とあまり差はありません。 3. 印紙代 軽自動車の印紙代は普通自動車に比べ、持込検査で継続検査の場合は100円、新規検査・予備検査の場合は300円安価になります。
軽自動車の車検費用は普通車とどれくらい違うのか?
軽自動車の車検費用は、普通車と比較して総額で2万~3万円程度安くなる傾向があります。具体的な費用の内訳を紹介します。 ▼軽自動車の車検費用内訳(目安) 自動車重量税:6600円(エコカー外、13年未満の場合) 自賠責保険料:1万7540円(24ヶ月) 検査手数料(印紙代):2200円(継続検査、持込検査の場合) 点検整備費用:1万~10万円(業者や整備内容による) 合計:約3万6340円~12万6340円 ▼普通車(車両重量1.0トン以上~1.5トン未満)の車検費用内訳(目安) 自動車重量税:1万6400円(13年未満の場合) 自賠責保険料:1万7560円(24ヶ月) 検査手数料(印紙代):2300円(継続検査、持込検査の場合) 点検整備費用:2万~10万円(業者や整備内容による) 合計:約5万6260円~13万6260円 これらの費用は、車両の年式や状態、依頼する業者によって変動します。特に点検整備費用は、交換部品の有無や整備内容によって大きく異なるため、事前に見積もりを取ることが重要です。 また、車両の初度登録から13年、18年が経過すると、自動車重量税が増額されるため、車検費用が高くなる点にも注意が必要です。