Netflix版「機動戦士ガンダム」監督がドイツから来日!「子供の頃からガンプラで遊び育った」
本作で大変だったこととして「コミュニケーション」と明かしたブロスダウ監督は、「やはりいろいろな国の人たちが参加して制作したので、細かいニュアンスが伝わらなかったりして。それを合わせるのが大変でした」と述懐。さらに由良プロデューサーが「今回はメインの言語が英語なんですよね、やはり英語のニュアンスで、まず考えないといけないということ。やはり英語にもいろんな英語がありますし、いろんな国の人たちが英語をしゃべるので、それに対して、今までの日本のガンダムというのをどう英語に直すか、というのは非常に難しかった」と続けると、彌富プロデューサーも「振り返れば3年半というのはあっという間なんですが、実は製作中はかなり大変で。本当に完成するのかなというところもあって。とにかくスケジュールを守るのが大変でした」と付け加えた。 そんなブロスダウ監督が本作で打ち出したのは、「今までのガンダムと違って、明らかにガンダムは敵だという印象を与えること」だったという。また3D制作ツール Unreal Engine 5(アンリアル・エンジン5)を使用したことについて、「一番のチャレンジはクオリティーを担保すること。Unreal Engine 5 でこれだけのクオリティーの映像を、これだけの長尺でつくり出すのは本当に大変で。思わぬエラーとか、バグとかにも苦労しましたね」と明かすと、彌富プロデューサーも「リテイクの時に、ある箇所を修正すると、そのカットの別のところが壊れてしまうことがあって。Unreal Engine 5 の特性上、修正には苦労しました」と大変だったという作業の裏側について明かした。(取材・文:壬生智裕)
Netflixシリーズ「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」は10月17日より配信開始