【共同通信杯】フォスターボンド 打倒王者へデータも追い風 唯一の全項目クリア 未勝利戦突破から重賞挑戦
「共同通信杯・G3」(11日、東京) 少数ではあるが、今年もクラシックを見据える素質馬が顔をそろえた。主役はもちろん、昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬を獲得した3戦無敗のジャンタルマンタルなのだが、データ班のイチ推しは、唯一全項目をクリアしたキズナ産駒のフォスターボンド。前走で未勝利戦を突破したばかりだが、王者撃破でタイトル奪取となるか-。 ▼傾向(過去10年) 14年覇者イスラボニータと16年覇者ディーマジェスティは皐月賞馬に、15年2着ドゥラメンテは皐月賞&ダービーの2冠。21年Vのエフフォーリアは皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念の“3冠”で年度代表馬に。 ▼人気 1番人気〈1・3・2・4〉 2番人気〈1・0・3・6〉 3番人気〈5・2・1・2〉 4番人気〈1・1・2・6〉 5番人気〈0・2・0・8〉 1、2番人気馬はともに1勝ずつと苦戦傾向。 ▼ステップ 新 馬〈2・3・2・7〉 未勝利〈0・0・0・9〉 1勝ク〈4・2・1・21〉 OP競走〈0・1・0・4〉 重賞〈4・4・7・36〉 勝ち馬9頭が芝1800か2000メートルから参戦。同8頭が中6週以上の間隔だった。 ▼前走内容 勝ち馬9頭が3着以内。同じく9頭が2番人気以内だった。 ▼所属 美 浦〈7・6・4・51〉 栗 東〈3・4・6・25〉 地方馬〈0・0・0・4〉 勝ち鞍、勝率ともに美浦所属馬がリード。 ▼距離実績 勝ち馬9頭に芝9F以上で勝ち鞍があった。 ▼決め手 逃 げ〈0・2・1・7〉 先 行〈6・3・5・19〉 差 し〈3・5・3・26〉 追 込〈1・0・1・28〉 勝ち馬8頭が前走で最速上がりをマークしていた。 ▼注目馬 全項目をクリアしたのはフォスターボンドだけ。抜群の瞬発力を武器に重賞初Vを決めるか-。(記録室)