超速ラグビーでイングランド代表を倒す! 生ける伝説・リーチ マイケルの熱い魂
――ブレイブルーパスだとサインは何個くらいあるのですか。 「1試合に覚える数が10くらい。それくらいあれば余裕で獲得できます。今回の日本代表だと1試合に30くらい覚えることになるのかな。バリエーションがすごく多くて、立ち方、姿勢、飛び方など細かくて面白いです。フランクスはフロントローによくアドバイスしてくれるし、何より一緒にスクラムを組んでくれます。経験を体で教えられるのがすごく良いと思います」
――今回選ばれた選手で個人的に注目している選手はいますか。 「同じチームの原田衛、高校が同じ北海道の小山大輝。根塚洸雅も入ってきてくれて嬉しいです。それと、ティエナン・コストリーですね。リーダーシップもあるし、とても楽しみです。日本語も上手い、スペイン語、フランス語を話せる。すごく賢い選手です。なぜ来日したのか、なぜ環太平洋大学だったのか、彼のストーリーをいろいろ聞きたいと思っています」
――チーム最年長選手としてどんな役割を果たしたいですか。 「年齢とは関係なく、いつも通り振る舞います。特別なことはしないし、壁も作りません。年上の選手だけ集まって話すこともありません」
――ワーナー・ディアンズ選手がリーチさんのように5回のRWCに出場したいと言っていましたよ。 「彼は年齢的に可能です。僕は次のRWCに出たら5回目です。その頃は38歳だから、難しいかもしれないです」
――行けるでしょう。 「リザーブのLOだったら(笑)」
――6月22日のイングランド代表戦に出たいという気持ちは強いですか。 「すごく出たいです。エディーさんの日本代表に対する熱がすごくて、しゃべるたびにチームのムードが上がってワクワクしてきます」
――それは最初に日本代表ヘッドコーチに就任した頃(2012年)とも違うのですね。 「さらに熱くなっていますよ。もっと勝ちたいという意欲があります。勝ちたいだけではなく、日本のラグビーを変えたいと思っている。ついていきたいし、最後まで一緒にやりたい。すごいヘッドコーチだと改めて思っています」