超速ラグビーでイングランド代表を倒す! 生ける伝説・リーチ マイケルの熱い魂
日本のラグビー界で、世界のスター選手と肩を並べられる選手といえば、リーチ マイケルである。ラグビーワールドカップ(RWC)には2011年から出場。2015年大会での南アフリカ戦勝利、2019年大会での史上初のベスト8、日本代表の歴史的快挙の中心にはいつもリーチ マイケルがいた。流暢な日本語とユーモアのセンスで誰からも愛され慕われる。リーグワン2023-2024では東芝ブレイブルーパス東京のキャプテンとして自身初の日本一に輝き、当然のごとく新生エディー・ジャパンにも選出された。5度目のRWC出場を目指すレジェンドに現在の心境を聞いた。
――宮崎合宿の日本代表メンバーに選ばれたときの気持ちから聞かせてください。 「嬉しかったですね。リーグワンのパフォーマンスも一貫性があって良かったと思っていましたから。ベテランだから呼んだというわけではなくて、パフォーマンスから良かったから呼んでいるのだと、エディーさんからも話がありました」
――日本代表ではどんなプレーを求められているのですか。 「アーディー・サヴェアみたいに、もっとボールを持って前に出てほしいと言われました。チームに勢いを与えてほしいということですが、リーグワンのシーズン中から言われていました」
――リーグワンは初優勝でした。タフなシーズンで疲れはありませんか。 「日本代表合宿があるのはわかっていたので、決勝戦後も休まずトレーニングしていました。ずっとオンのままで、オフシーズンを楽しんではいません。まあ、飲み会はしっかりやりましたけどね(笑)。あとは挨拶まわりが多かったです。社長、市役所、各スポンサーと、お世話になったみなさんのところを回りました。すると、全員がイングランド戦のチケットを買って見に来てくださるそうです。ラグビー熱が年々高くなるのを感じています。リーグワン決勝戦の前も、応援に行くと言ってくれる人が多くて、以前にはなかったことです」