アーセナルがメリーノ獲得に迫る?…ソシエダとの交渉は順調に進展、移籍金は約57億円か
アーセナルがレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFミケル・メリーノの獲得に近づいているようだ。21日、イギリス紙『ミラー』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。 21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、今夏の移籍市場でボローニャからイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを獲得。買い取りオプションを行使したスペイン代表GKダビド・ラヤと合わせて守備陣の強化に成功した。その後、同クラブはミケル・アルテタ監督が希望する中盤の補強に着手。今夏のEURO2024優勝メンバーでもあるメリーノを“トップターゲット”に据え、レアル・ソシエダとの交渉に臨んでいる。 すでに選手本人とは2029年6月末までの5年契約締結で合意に至っている模様だが、クラブ間交渉は長期化。今月に入ると、2600万ポンド(約38億円)の今夏最初のオファーがレアル・ソシエダに拒否されたことが報じられた。 今回の報道によると、依然としてレアル・ソシエダとの交渉は合意に達していないものの、アーセナルはメリーノの獲得に近づいているとのこと。今週にはレアル・ソシエダのジョキン・アペリバイ会長が直接ロンドンへと赴き、選手本人が希望する移籍を実現させるべく、アーセナル関係者との会談に臨んだようだ。最終的な移籍金額は3500万ユーロ(約57億円)程度に落ち着く可能性が高いと報じられている。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、レアル・ソシエダとのクラブ間交渉は順調に進んでおり、メリーノはアーセナル加入間近であると指摘。今後も交渉は継続される見込みだが、移籍成立の可能性は高まっているようだ。 現在28歳のメリーノはオサスナの下部組織出身で2014年夏にトップチーム昇格。その後、ドルトムントとニューカッスルを経て、2018年夏にレアル・ソシエダへ完全移籍で加入した。同クラブではここまで公式戦通算242試合出場27ゴール30アシストという成績を残しており、2020年9月にはスペイン代表にデビュー。今夏のEURO2024のメンバーにも名を連ね、ドイツ代表との準々決勝で値千金の決勝ゴールを挙げるなど、3大会ぶりの欧州制覇に貢献した。 なお、現地時間18日に行われたラ・リーガ開幕節ラージョ・バジェカーノ戦のメンバーから外れたメリーノは、その後もトップチームのトレーニングに参加していないという。
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