実写『シティーハンター』大当たりのワケ。思わず「鈴木亮平のマネ」をしたくなる快感シーン
Netflixで4月25日から配信されている映画『シティーハンター』が、5月1日に発表されたNetflixの「日本の週間TOP10(映画)」で1位を獲得。さらには、「週間グローバルTOP10(非英語映画)」でも初登場1位に輝き、世界的ヒットを記録している。また、総合映画情報サイト『映画.com』の1週間のアクセス数を計測したランキング 「映画.comアクセスランキング」(集計期間 4月30日~5月5日)でも『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』を抑えて1位になった。 【画像】鈴木亮平演じる冴羽獠の再現度が高すぎる!(全16枚) 北条司氏による同名の人気漫画が原作の実写映画の本作。徐々にそういった空気感は変わりつつあるが、“実写映画”と未だに拒否感を示す人も少なくない。ただ、今回の実写版『シティーハンター』は原作ファンはもちろん、漫画やアニメを見ていない人でも楽しめるアクション映画となっている。その魅力を語りたい。 ※本記事には同作品の一部ネタバレを含みます。
秒速で銃を無効化する“冴羽獠”鈴木亮平
とにもかくにもガンアクションがすごい。冒頭、暴力団の下っ端と交戦した時、冴羽獠(鈴木亮平)の強さに圧倒されて下っ端の1人が銃を持ち出して獠に向けて発砲を試みる。獠は背を向けているため早くもピンチを迎えそうになるが、獠はノールックで懐に忍ばせていた銃の引き金を引き、下っ端の銃を狙って銃を打ち落とす。そして、「物騒なもん、持っちゃって」とやれやれ顔を見せながら、打ち落とした銃を拾い上げて手際よく解体。銃それ自体を無効化する、という荒業を涼しい顔でやってのける姿に、一気に獠に心を鷲掴みされた。 そして、獠の相棒であり、香(森田望智)の義兄でもある槇村(安藤政信)を殺した組織「ユニオン・テオーペ」と抗戦するラスト30分の内容は完璧。獠と香はユニオン・テオーペのアジトに乗り込むと、銃を持った20~30人の敵兵と遭遇。獠は「ウーバーイーツでーす! ヤンニョムチキン頼まれた方ー?……キャンセルしときますね」と乗り切ろうとするも、一斉射撃を受けてあえなく失敗。オーダーキャンセルをキッカケとしてクライマックスが幕を開ける。