角田裕毅「1個しかない…フランツにあげちゃった」アブダビGPのトリビュートヘルメットは恩師トスト氏の手元に|WEDNESDAY F1 TIME
角田裕毅、アブダビGPでは去っていく恩師に最大限のリスペクト
アルファタウリの角田裕毅が今季最終戦アブダビGP終了後、同レースで恩師フランツ・トスト代表へのトリビュートヘルメットを使用したことについて言及した。 ●【F1™|ハイライト】F1™2023最終戦 エティハド航空・アブダビGP 決勝|2023 角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #39』にリモート出演。その中で、レースでは恩師に対する感謝の気持ちを示したかったと回顧している。 フォーメーションラップ中、チーム無線を通じて角田は「フランツにお礼を言いたい。この3年間、あなたからのアドバイスがなかったら、ここまで来られなかった。このレースでやってやろうよ」フランツ・トスト代表へ感謝の言葉を口にしつつ、チームを鼓舞した。このシーンは国際映像でもピックアップされ、世界中のF1ファンが目にしている。
トスト氏への感謝を口にしたことについて、角田は「3年間、フランツがいなかったら僕はドライバーとしてここまで改善できなかったと思っています。そういった意味で感謝して、思いっきり走るつもりで決意の表れをしたかった」と振り返っている。 そしてこのアブダビGPで、角田はトスト氏と抱擁している写真をプリントした、トリビュートヘルメットを使用してレースに挑んだ。 先輩ドライバーの笹原右京氏は”良いですよね。(トスト代表の)最終レースというのもありますけど、ヘルメット自体も、裕毅の今のデザインも好きですけど、あそこにさらにメモリアルなものがあって。かっこいい。気持ちが伝わる場面だった“と角田のトリビュートヘルメットについて口にしている。 番組MCのサッシャ氏が“今シーズン、みんないろんなスペシャルヘルメットを出していましたけど、海外のジャーナリストの中には、このヘルメットが今シーズンベストのデザインだったと言っている人もいた”と語ると、角田は「本当ですか。それは嬉しいです」と述べた。 「僕のヘルメットはシンプルで。紅葉の色を変えて、グランプリごとのイメージに合わせて色をつけるんですけど、同じデザインなんだけど全く違うように見えて、工夫しがいがある」