「ショウヘイが前進できることを嬉しく思っている」ドジャース・ロバーツ監督 水原元通訳の不正送金問題に言及
◇MLB パドレス8-7ドジャース(日本時間13日、ドジャー・スタジアム) パドレスと対戦したドジャースは、両チーム合計8本のホームランが飛び出す乱打戦となるも、延長11回タイブレークの末、7-8で敗れました。 【画像】メジャー日本人歴代最多175本目のホームランを放った大谷翔平選手 この日の試合前、ドジャース大谷翔平選手の口座から約24億5000万円を不正に送金したとして銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者がロサンゼルス市内の裁判所に出廷。保釈条件として課された、日本円で約380万円の保釈金の支払いや、被害者である大谷選手との接触禁止、さらにギャンブルの禁止、パスポートの返納を水原容疑者側がいずれも承諾したため、保釈が決定しました。 試合後、チームを率いるロバーツ監督は当件について、「少し明確になって、ショウヘイが前進できることを嬉しく思っている」と声明を発表。 続けて、「最終的に決断が下され、彼（大谷）は無罪となり、私たちはそれを信じていた。もう過去のこととして、野球をプレーするために前進できることを望んでいる」と話しました。 大谷選手は2018年、メジャーリーグに挑戦する際に、水原氏を通訳に指名。それ以来、6年にわたって水原氏が通訳を務めました。しかし、今年になって水原氏が大谷選手の口座から不正送金を行った問題が発覚し、水原氏は開幕戦直後に球団から解雇されました。 一連の出来事に、ロバーツ監督は、「ショウヘイがこのような重荷を背負っていることに私は同情している。彼はそれをうまく対処し、パフォーマンスに影響を出さなかった。正直なところ彼はとても良い選手だと思うよ。ポーカーフェイス（苦笑）とは言いたくないけど、彼はとてもストイックなんだ。彼はただプロで野球がしたいだけなんだ」とコメントし、大谷選手に寄り添う姿勢を見せました。
