チチパスが接戦を制して準々決勝へ「緊迫した瞬間に冷静さを保たなければならなかった」 [スイス室内/テニス]
チチパスが接戦を制して準々決勝へ「緊迫した瞬間に冷静さを保たなければならなかった」 [スイス室内/テニス]
ATPツアー公式戦「スイス室内バーゼル」(ATP500/スイス・バーゼル/10月21~27日/賞金総額254万835ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が予選勝者のボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)に7-6(3) 7-5で競り勝ち8強入りを決めた。 ~スイス室内バーゼルで8強入りを決めた第3シードのチチパス選手~ オープニングゲームでサービスダウンを喫した直後に追いついたチチパスはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セット5-5から2度目のブレークに成功して1時間46分で試合を締めくくった。 「緊迫した瞬間に冷静さを保たなければならなかったけど、かなりうまくできたと思う。この2試合で緊張する場面が多かったから、そのようなプレッシャーがかかるポイントでうまく対処することで自信をつけていくよう心掛けている」とチチパスは試合後にコメントした。 「多くの場面でそれが決定的になった。第1セットを取ったけど、彼(ファン デ ザンツフープ)は一歩も引かなかず、僕が欲しかったスペースを与えてくれなかった。第2セットは第1セットよりも更に難しく、一筋縄では泣かなかったよ」 チチパスは次のラウンドで、ペドロ・マルチネス(スペイン)を7-5 6-3で破って勝ち上がった第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)と対戦する。 そのほかの試合では第4シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第6シードのベン・シェルトン(アメリカ)、ジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したデニス・シャポバロフ(カナダ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。 3年連続優勝を目指していた第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はエムペシ ペリカールに1-6 6-7(6)で敗れ、同大会での連勝は「11」でストップした。 準々決勝ではルーネがラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のダビド・ゴファン(ベルギー)と、シェルトンが第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と、エムペシ ペリカールはシャポバロフと顔を合わせる。
テニスマガジン編集部