ムチムチのよちよち歩き…タイでカバの赤ちゃん大人気 名前は「豚肉団子」を意味する「ムーデン」
コラム【特派員オンライン】
タイ・チョンブリ県の動物園で7月に生まれたコビトカバの雌の赤ちゃん、ムーデンの人気がすごい。愛らしい姿に人々は癒やされるのだろう。国内にとどまらず、世界中から人々が訪れ、ケーキや歌、Tシャツ、ぬいぐるみまでできるフィーバーぶりとなっている。 【写真】ムーデンに勢いをそがれたクマのキャラクター「バターベア」 公募で選ばれた名前は「豚肉団子」の意味。ムチムチしており、お母さんの後ろをよちよち歩いたり一緒に寝そべったりする様子が、人々を魅了する。来園者は6月の7万人が、10月は24日までに17万人超となった。 ムーデンに当たるスポットライトが強いほど、その影は濃くなる。実はタイではちょっと前までクマのキャラクター「バターベア」が大人気だった。癒やしキャラがムーデンと重なったからか、バターベアは気勢をそがれて話題に上らなくなった。 栄枯盛衰は世の常。実はムーデンの人気もあと数カ月ではないかと言われている。1カ月で体重が10キロ増えて33キロ超。体高も46センチにまでなった。愛らしさが失われつつあるとみたタイ動物園機構は、新たな動物の赤ちゃんのプロモートを検討しているとか。「花の命は短くて…」を地で行く癒やしの世界である。