ジャイアンツは“選外”に…巨人が獲得できなかった大物(3)原監督が「直接交渉」も
2024年シーズンは、4年ぶりのセントラル・リーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。これまでの歴史を振り返ると、フリーエージェント(FA)市場などで実績ある選手の獲得に成功してきた。一方で、近年は大型補強に乗り出すも、失敗に終わるケースも増えている。ここでは、巨人が獲得できなかった大物選手を紹介したい。
美馬学
・投打:右投左打 ・身長/体重:169cm/75kg ・生年月日:1986年9月19日 ・経歴:藤代高 - 中央大 - 東京ガス ・ドラフト:2010年ドラフト2位 2019年オフにFA権を行使し、千葉ロッテマリーンズに移籍した美馬学。読売ジャイアンツも原辰徳監督(当時)が交渉に参加するなど熱意を示したが、獲得には至らなかった。 2010年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスの一員となった美馬。プロ2年目に先発へ転向すると、23試合(154回2/3)を投げて8勝をマークした。 さらに、2013年の日本シリーズでは快投を披露し、同シリーズのMVPを受賞。同年は田中将大(現:楽天)の24連勝が話題となりながらも、美馬も日本一の立役者の1人となった。 2019年オフにFA宣言すると、巨人をはじめ、東京ヤクルトスワローズなど複数球団が獲得に参戦。交渉の末、ロッテへの移籍が発表された。 移籍初年度は19試合の登板で10勝4敗、防御率3.95の活躍を見せ、2022年にも20試合の登板で10勝をマーク。 しかし、36歳を迎えた昨季は、18試合の登板で3勝9敗、防御率4.76と大きく数字を落とした。 今季は、4月4日のソフトバンク戦に先発登板したが、4回7失点(自責点6)と打ち込まれ、翌日にファーム降格となった。日本一を経験したベテランは、もう一花咲かせることができるのか。
ベースボールチャンネル編集部