ラグビー【2024年度戦力分析・立正大学】ディフェンス磨き下剋上狙う。
[立正大学(昨季関東大学リーグ戦1部7位)] 昨季はリーグ戦7位、入替戦で専大に28-19で勝利し、辛くも1部残留を決めた。その試合を経験したメンバーが多く残った今季は、チーム悲願の大学選手権出場を果たす勝負のシーズンとなる。 チームづくりで軸に据えるのは、ディフェンスだ。突破力あるランナーが並ぶ上位勢に対抗するには、簡単にスコアさせないディフェンス力が必須。「相手に100%の力を出させず、ウチが100%以上の力をいかに出すか」(堀越正己監督)というラグビーを実現するために、個々のタックル力と組織的なディフェンスを磨いてきた。 戦力面では昨季からのレギュラー陣に加え、新たに入部した外国人留学生に期待がかかる。ナミビア出身のLOオリバー・クルツ(1年)は200センチ、129キロの巨漢にしてスピードがあり、チームにフィットすればブレイク必至の大器。同じく200センチのLOテビタ・アフェアキ(1年)もこのサイズながら低いプレーができ、非凡なポテンシャルを秘める。 日本人選手の注目はリーダーを務める中森樹生(4年)だ。元々はLOや第3列の選手だったが、トップレベルでプレーすることを目指し昨季より右PRに転向。「彼が成長すればチームも乗ってくる」と堀越監督も期待を込める。 ターゲットはリーグ戦で3位以内に入り、大学選手権出場を遂げること。そのためには、初戦の流経大戦(9月8日)でどんな戦いをできるかが重要になる。チーム力を研ぎ澄ませ、ファーストマッチに挑む。 (文/直江光信) ※ラグビーマガジン10月号(8月23日発売)の「主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。 <夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ 8月17日 vs龍谷大○97-0 8月21日 vs朝日大○33-17 8月25日 vs摂南大○38-33 8月27日 vs関西大●38-47