通帳ってどう捨てるのが正解ですか?もう使わない「預金通帳」がたくさんあります……。
通帳を残しておくべきケース
使わない通帳は基本的にいつ処分しても問題ありませんが、中には処分すべきではないケースもあります。以下の事例に該当する場合は、盗難に注意して大切に保管してください。 普通の預金通帳の保管期間は基本的に1年、長くても2年が目安です。特に、ローンを組む予定がある方は1年ほど保管しておくことをおすすめします。というのも、ローン審査の際に、直近3ヶ月の通帳記載情報を求められる場合があるからです。収入の流れを確認されることもあるため、余裕を持って1年分の通帳を保管しておくとよいでしょう。 フリーランスや自営業者は取引の記録、つまり事業用通帳を7年間保存する義務があります。通帳の利用方法によっては保存期間が5年の場合もありますが、念のため7年間は保存しておくと安心です。
紙の通帳を使わないという選択肢
昨今は、利便性の高さからデジタル通帳の利用を推奨している銀行が増えています。デジタル通帳とは、スマートフォンやパソコンを使って、インターネット上で管理する通帳のことです。 デジタル通帳のメリットは以下の通りです。 ●ATMや銀行窓口に行く必要がない ●通帳の記帳や発行の手間がない ●通帳の盗難や紛失の心配がない ●紙の通帳を処分する必要がない ●いつでも取引明細や残高を確認できる ●簡単に取引記録を長期保存できる 上記のようにデジタル通帳にはメリットが豊富にあり、たまっていく通帳や処分方法に悩むこともなくなります。紙の通帳の処分を機に、デジタル通帳への移行を考えてみてはいかがでしょうか。
通帳の処分は他人による不正利用に注意
通帳を処分する際には、重要事項を塗りつぶして細かく切るなど、第三者に個人情報を渡さない工夫が必要不可欠です。他人に個人情報が知られると、不正利用などのトラブルに巻き込まれる可能性がありますので、保管も処分も細心の注意を払ってください。 出典 国税庁 個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部