北九州市の中学生殺傷「我々の仕事は、起こした事件に責任をとらせること」…容疑者再逮捕で福岡県警
北九州市小倉南区で中3男女が殺傷された事件で、容疑者が殺人容疑で再逮捕された9日、福岡県警の橋本浩輔・捜査1課長らは小倉南署で記者会見に臨み、容疑者は否認している中で事件の全容解明に向けた捜査を徹底する方針を強調した。記者会見での主なやりとりは次の通り。 【写真】平原政徳容疑者
――事件からまもなく1か月。今後の捜査の焦点は。 「今日の逮捕以後もこれまでやってきた通り強力に捜査を進め、全容を解明したい」
――刑事責任能力についての考えは。 「我々の仕事は、容疑者が起こした事件に責任をとらせること。当然、私は(刑事責任能力は)あると思っている」
――被害者と容疑者に面識はあったのか。 「現在までの捜査でみると、面識はないのかなと思う。被害者の方と、遺族の名誉のためにはっきり申し上げるが、被害者側には全く落ち度はない」
――SNSで流れている情報などについての考えは。 「いろいろ見聞きしているが、私が否定する立場にあるかは別として、今の捜査の段階で、被害者にみじんも落ち度はないと考えている。その点は誤解のないようにお願いしたい。地域社会に対する影響は大きい」