山形花笠まつりが開幕 大雨被害の復興願う声も
東北を代表する夏祭りの一つ「山形花笠まつり」が5日、山形市で始まり、着物姿の踊り手が紅花をあしらった花笠を手に舞を披露した。蒸し暑さを吹き飛ばすような「ヤッショ、マカショ」の力強いかけ声が上がると、沿道から大きな拍手が送られた。7月の記録的大雨で山形県内では大きな被害が出ており、観客からは早期の復興を願う声も聞かれた。 千葉県船橋市から山形観光に訪れたという野口由美さん(55)は「着物が鮮やかできれい。太鼓の音も迫力があった」と満足した様子。「大雨で被災した地域は大変だと思うが、少しでも復興の応援がしたい」と思いやった。