二宮和也、続編で異例の別役柄「もはや僕は『シーズン2』から出る人みたいなもの」 TBS系主演ドラマ「ブラックペアン シーズン2」7月スタート
嵐の二宮和也(40)が7月スタートのTBS系主演ドラマ「ブラックペアン シーズン2」(日曜後9・0)で、前作とは別の役柄に挑むことが11日、分かった。連続ドラマの続編で同じ主演俳優が別の役を演じるのは異例の設定。2018年放送の前作「ブラックペアン」では天才外科医の渡海役だったが、今回の外科医・天城役には髪を銀色に染めて臨む。 続編制作は発表済みだったが、前作とは別の役柄となった。二宮は「もはや僕は『シーズン2』から出る人みたいなもの」と違いを強調した。 「シーズン2」は作家、海堂尊氏の小説「ブラックペアン」3部作の「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」が原作。「ブラックペアン1988」を含めた3作品の累計発行部数は160万部を超える人気シリーズだ。 前作の最終話で、傲慢な天才外科医で「オペ室の悪魔」と呼ばれた渡海は行き先も告げずに東城大医学部付属病院を去った。続編は6年後、病院長の佐伯が海外を拠点に天才的な施術をする天城を招いて物語が始まる。 二宮演じる天城は心臓冠動脈バイパス術で命を救う一方、施術するかは運試しで決め、費用は患者の財産の半分ほどを要求。医師の間では「悪魔」と呼ばれる。原作で天城と渡海は出会わないが、共通のキーワードは「天才」「悪魔」。劇中では風貌が似ている設定だが、天城の髪は銀色だ。二宮は「前作よりもう少しライト、ポップな感じになる」。不気味さも加えて、前作以上の〝悪魔役〟に変貌する。 今年2月からMCを務め、同時間帯で放送中のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・0)は3月末で卒業。その際、MCでタッグを組んだ中居正広(51)が「お前、隣の劇場にいくらしいな」と、〝ライバル〟TBSの日曜劇場枠に二宮が出演することを茶化して笑わせる場面も話題となった。 前作以降、二宮は一般女性と結婚し、前所属事務所から独立するなど環境は激変した。今回の続編について「同じキャストが集まれるなら」と希望したといい、二宮は「この6年間、別の現場や食事などでご一緒してきました。撮影自体は緊張感がありハードですが、現場でオフのときは楽しくいたい」。共演者との絆を支えに、同一人物を演じるという続編の常識を覆す難題に挑む。 ★共演陣は続投
竹内涼真(31)、葵わかな(25)らの続投も発表。共演陣は前作と同じ役で、心臓血管外科医の世良役の竹内は「世良がもがきながらどう本物の医師になるのか見つけたい」。手術室看護師・花房役の葵は「前回よりできることはないかと意気込みながら撮影しています」と報告した。高階役の小泉孝太郎(45)は「続編をやりたいという燃える気持ちはあった」と喜び、病院長・佐伯役の内野聖陽(55)は「二宮君が天城という規格外のキャラクターをどう演じてくれるか楽しみ」と期待した。