オリックス太田椋、開幕スタメンへアピール!「1打席目はとくに大事にしてやりたい」【オリ熱コラム2024】
紅林弘太郎とともにオリックスの大型内野手として将来が有望視される太田椋が、開幕スタメンに向けて、オープン戦でアピールした。今年は昨年活躍した同期でポジションもかぶる宜保翔が、右肩関節前方インピンジメント症候群のため現在リハビリを行なっており、開幕は絶望的。太田は二塁手の座をマーウィン・ゴンザレス、安達了一とともに争っている。 2018年のドラフト会議で1位指名されて、天理高からオリックスに入団した太田は、一発も打てる大型の内野手として期待され続けてきた。しかし毎年のように怪我に泣かされ、1年間フル出場したシーズンはないだけに今年に懸ける思いは強い。 オープン戦が始まったあたりはいい当たりが出なかったが、「静岡(13日の楽天戦)でなんかいいポイントでまっすぐ弾けて、なんかそこからなんとなくタイミングがあってきてって感じ」だという。その言葉どおり静岡(草薙)で3打数2安打と好結果を残すと、続く15日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、太田らしい大きなホームランも飛び出した。 「今年は宮崎でもあんまり打席立つことがなかったので、オープン戦でいい内容でできたらいいなと思ってやっていた」と言う。昨年に左尺側手根伸筋腱鞘形成術を行なったため、「右手が強すぎる」面があるものの「手首を返さない」ように意識することで、バランスを保っている。このまま順調に行けば一番・二塁での開幕スタメンが有力だ。 太田と言えば日本シリーズなど先頭打者ホームランの印象が強い。第1打席については「1打席目に打つとやっぱり気持ちも楽になる。打順は関係なく1打席目はとくに大事にしてやりたい」とかなり重視しているようだ。 オープン戦では打率.281と、ゴンザレスや安達を上回る成績をマーク。守備面ではまだまだこの二人に劣る部分も多いが、太田と紅林の二遊間に、宜保や野口智哉ら若い内野手たちが入り込むべく競争する状況を作ることで、チームは常勝軍団へと押し上げられる。太田には開幕スタメンはもちろんのこと、1年を通じて一軍に帯同する戦力になってもらいたい。 取材・文⚫︎どら増田 写真⚫︎野口航志(D'sStyle)
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