「胸の前に両手をクロスして体を回す」このクラブを持たない"エアー素振り"にゴルフの基本が詰まっている理由
全国には数多くのレッスンプロがいる。さらにレッスンプロを目指すゴルファーのための教科書もある。レッスンプロを指導するレッスンプロの先生もいる。連載初回はレッスンプロの先生が教えるゴルフの基本の「ハーフスウィング」。2回目は初心者も上級者も上達が早くなる「本物のハーフスウィング」を解説してもらおう。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本②】
GD 原田さんが教えているハーフスウィングと世間でよく耳にするハーフスウィングとの違いはどんなところにあるのでしょう。「本当のハーフスウィング」を教えてください。 原田 ボディターンで打つハーフスウィングです。 GD フルスウィングの半分という感覚で、つい体を使うことを忘れて、手で上げて、打って終わりみたいになりがちです。 原田 ボディターンのひとつは体の回転運動です。では、なぜ回転で打つことが重要なのか。これは前回も触れましたが、体の質量が100%としたら手と腕は左右合わせて20%なんです。だから全体の80%を占める大きな部分の体(ボディ)を使わないとボールは飛ばないし曲がるんです。本当のハーフスウィングを覚えるためには、ボディターンを身につける必要があります。建物だって土台から、基礎から造っていくじゃないですか。ベランダとか階段から造ったらバラバラになるでしょう。正しいスウィングもボディターンという土台からしっかり造っていこうという意味です。 GD ボディターンができていないといわゆる手打ちになってしまうということでしたが、原田さんが考える「手打ち」とは何ですか。 原田 簡単に言えば、体重移動ができていない、体の回転ができていない、体のパワーを使えていないってことですね。 GD 本当のボディターンをマスターする方法はありますか? 原田 「ボディターンドリル」があります。まず、クラブを置きましょう。一緒にやってみてください GD はい、どうすればいいですか?