期待外れ…。Jリーグ、今季の“ガッカリ”外国人選手(6)1年で2度の退団…。アフリカ人は最後まで未知のまま?
2023シーズンの明治安田生命J1リーグはヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。先日には今季を彩った選手たちがJリーグアウォーズにて表彰されたが、期待されながら思った活躍を披露できなかった選手もいる。今回は、残念ながら活躍できなかった外国籍の選手を紹介する。
DF:ミケル・アグ(元ナイジェリア代表) 生年月日:1993年5月27日 所属クラブ:ギラヴァンツ北九州 2023リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト(湘南ベルマーレ) 2023リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト(ギラヴァンツ北九州) 長くポルトガルでプレーし、ナイジェリア代表としての出場経験も持つミケル・アグは、昨年に湘南ベルマーレに加入している。経歴だけで見れば頼りになる助っ人になるかと思われたが、合流後すぐに怪我を負ってしまったことで、1年目は公式戦に出場することが叶わなかった。 その怪我に多くの回復期間を要したことで、今季は出遅れた。当然ながら山口智監督の元で序列は低く、復帰してもなかなかピッチに立つ機会は訪れず。ようやく6月の天皇杯2回戦で25分間プレーしたが、青緑のユニフォームを身につけたのはこの1回のみで、同月にクラブ退団が発表されている。サポーターに活躍を届けられなかったどころか、未知なる存在のまま姿を消した形だ。 その後、ギラヴァンツ北九州への加入が決まったアグは、ボランチとセンターバックを兼任し出場を続けていた。しかし、田坂和昭監督が解任され、小林伸二新監督となってからは序列が低下。J3リーグ11試合に出場するもチームを低迷から救い出すことができず、契約満了に伴いシーズン2度目のクラブ退団が決まっている。持ち味を存分に発揮できたとは言い難い結果だ。
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