中日・井上一樹新監督、梅津晃大と松木平優大に『規定投球回到達』厳命!「最低目標にしてもらわないと困る」
◇20日 秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」 中日4―2ハンファ(サンマリンスタジアム宮崎) 中日の梅津晃大投手(27)と松木平優大投手(21)が20日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」のハンファ戦(サンマリン)で今季の実戦最終登板を終えた。梅津は先発で5イニングを1安打無失点、松木平は1イニングを三者凡退に抑えた。井上一樹新監督(53)は両投手の来季の最低目標に「規定投球回到達」を厳命した。試合は中日が4―2で勝った。 今季、新たなステージに上がった2人の投手への期待は大きい。自己最多の14試合に登板した梅津と育成から支配下選手に上がって1軍で8試合に登板した松木平。井上新監督は実戦最終登板を終えた両投手に来季の「規定投球回到達」を求めた。
「この2人はフェニックス・リーグに指名して呼んできたんだから。来年は規定投球回を最低目標にしてもらわないと困るよね。計算上、あのへんが頑張ってもらわないと、とは思っています」 プロ6年目の梅津は右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)明けだったため、中6日で登板したのは最終登板のみ。14試合に登板して2勝8敗、防御率4・07で投球回は77イニング⅓と目標の「100イニング」に届かなかった。それでも井上新監督は「若手の中では球の質、圧倒的な球速といったものは一枚上だと認めざるをえない」と潜在能力の高さを評価する。 シーズン途中の7月に支配下登録された松木平は、今季2勝4敗、防御率3・70。高橋宏と同い年の21歳の若竜は新指揮官の目に「今年は2軍で見ていて負ける気がしなかった」と「勝てる投手」として映る。だからこそ今季48イニング⅔だった投球イニングを「来年はその倍、下手したら3倍くらいの感覚で僕はいる」と高いハードルを設けた。
中日スポーツ