リオ五輪・パラパレードに80万人 内村選手「4年後も盛大にできるように」
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リオ五輪とリオ・パラリンピックでメダルを獲得した日本選手団が7日午前、東京・銀座の中央通りで合同パレードを行った。秋晴れの下、沿道には約80万人の観衆が詰めかけ、東京が再び五輪の熱気に包まれた。 【中継録画】リオ五輪、パラリンピックのメダリストが東京・銀座をパレード
五輪選手とパラリンピック選手が一緒にパレードを行うのは今回が初めて。日本選手団の主将を務めた女子レスリングの吉田沙保里選手は、出発式で「出場した選手それぞれの感謝の気持ちを伝えられれば」、車いすテニスの上地結衣選手は「今日、この場に立っている代表選手を見て一緒に頑張ろうと思っている選手とともに東京大会を盛り上げていきたい」と思いを語った。
出発式の後、午前11時15分に五輪メダリストとパラリンピックメダリストを乗せた2階建てバス3台とトレーラー2台が中央通りの銀座8丁目交差点をスタート。 バスがゆっくりと近づくと、大通りを埋め尽くした観衆から歓声が沸き起こった。沿道のビルでは2階からパレードを眺める人々の姿も。女子レスリングで前人未到の4連覇を達成した伊調馨選手や男子体操の内村航平選手、競泳男子の萩野公介選手ら五輪メダリスト50人と、陸上女子の辻沙絵選手、競泳の木村敬一選手らパラリンピックメダリスト37人は、笑顔で声援に応えていた。
卓球の福原愛選手を見ようと訪れた江戸川区在住の女性(78)は、カメラを手に「愛ちゃんを撮れた」と笑顔。パレードの後、内村選手は「もう感謝しかない。4年後ももっと盛大にできるように頑張りたい」と、リオでの国民の応援に感謝の言葉を述べた。 (取材・文:具志堅浩二)