4年ぶりの通常開催となった京王百貨店新宿店の駅弁大会! “令和流”の駅弁大会の楽しみ方とは?
●60周年に合わせて、具が「60%」増量!
―今回の見どころの1つ、「贅沢盛り新作駅弁」を打ち出したのは、どうしてですか? 横山:お客様にとって何が最も嬉しいのかを考えたとき、いつものなじみのある駅弁の“少し豪華な形”がいいのかなと。それも、ご飯の上に載っているおかずが多いと喜ばれるお客様が多いのではないかということで、いつもより多く詰め込んだ上で、多くのお客様にお越しいただける駅弁大会ならではのスケールメリットを活かして、価格を抑えた弁当を作れないかと、各社様にご協力いただいてメイン企画としました。 ―具材「60%増し」って、面白いですね! 横山:いつも食べている駅弁のおかずがたくさん載っていたら嬉しいなと思い、生まれたアイデアです。自分もコンビニエンスストアなどでも実施されている増量キャンペーンに魅かれて、調整元にご協力いただき、実現することができました。さすがに価格据え置きは難しかったんですけれど(笑)。会期の前半では、福井駅弁・番匠さん(越前かにめし三昧)のほか、旭川駅弁・旭川駅立売商会さん(ほたて華寿し)、草津駅弁・南洋軒さん(近江牛 極)にご協力いただきました。
●家族や仲間とシェアして楽しめる「日本縦断コラボ駅弁」!
―もう1つの目玉は、「日本縦断コラボ」ですが、これは駅弁屋さんの間の調整が、大変ではありませんでしたか? 横山:これは大変でした。スタッフと全国を回るなかで、各社様の弁当を一緒に食べられたら楽しいのではないかというアイデアが出てきました。(各社様が一堂に会した)百貨店の駅弁大会だからできる企画ということで、最初は6社一緒の弁当がいいと思ったのですが、さすがに厳しいということで、同じエリアの4社に落ち着いた格好です。各社様に企画の意図をご理解いただくのも大変でしたね。 ―JRのエリアをまたいで設定された弁当もあって、楽しそうな“夢の企画”ですね! 横山:とくに(財布のひもを握っている)女性のお客様から、いろいろなお弁当を「ちょっとずつ食べたい」という声を聞いていました。コロナ禍で人と集まる機会も少なかったですが、今回は(家族や仲間同士で)シェアしていただくこともできるように、それぞれふたも付けた容器としています。各社様が持ち寄るため、初日はオペレーションで手間取りましたが、軌道に乗ってくれば、存分にお楽しみいただけると思います。