負傷振り払ったと思ったら…復帰戦後に再び倒れた孫興慜
負傷を振り払ったと思われた孫興慜(ソン・フンミン)が再び負傷に倒れた。 トッテナムのポステコグルー監督は26日にクリスタル・パレス戦を控えて開かれた記者会見で「孫興慜がまだ完全に回復しておらずクリスタル・パレス戦に出場できなさそうだ」と明らかにした。トッテナムは27日にクリスタル・パレスと対戦する。 ポステコグルー監督は「孫興慜の状態は依然として良くない。まだ100%のコンディションではない。きょうの練習も抜ける。そのため今週の試合に孫興慜を起用できない。状態をもう少し見守らなければならない」と話した。最近負傷からの復帰戦を行った孫興慜が再び負傷したのはトッテナムと韓国のファンには残念な知らせだ。 孫興慜は先月27日にカラバフ(アゼルバイジャン)との欧州リーグの試合中にハムストリングを負傷した。彼は韓国サッカー代表チームの10月のAマッチ2連戦も欠場し、ロンドンに残って治療と回復に専念した。おかげで19日のウエストハム・ユナイテッドとの試合には先発出場し公式戦4試合ぶりの復帰戦となった。 彼はウエストハムを相手に1-1でリードする後半7分に決まった逆転決勝ゴールの出発点となるパスを始まりに、後半10分に相手のオウンゴールを誘導すると後半15分には得点まで成功するワンマンショーを見せ健在を誇示した。だが復帰の喜びもわずかで孫興慜はウエストハム戦後に再びコンディションに異常を感じた。結局25日のアルクマール(オランダ)との欧州リーグの試合に欠場しファンらの懸念を呼び、27日のクリスタル・パレスとの試合も出場が厳しくなり負傷長期化の可能性が大きくなった。 孫興慜の負傷は2026北中米ワールドカップアジア3次予選を行う韓国代表チームにも負担を与える。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督率いる韓国代表は11月14日にクウェートのアルディヤでクウェートとグループリーグ第5戦を行った後、ヨルダンのアンマンに移動し11月19日にパレスチナと第6戦を行う。遠征で行われる11月のAマッチ2連戦に勝って本戦行きを固めようとする韓国代表としては攻撃の核心である孫興慜の負傷は悪材料だ。洪監督は11月4日に中東遠征2連戦に出る代表チーム名簿を発表する予定だ。