共演から交際、結婚へ ドラマから生まれるロマンスを期待されているのは?
いよいよ今クールの連続ドラマが次々と最終回を迎えるタイミングになってきた。それぞれに結末が注目を集めるなか、秋元康氏が手がけたミステリーということもあり「愛してたって、秘密はある。」(日本テレビ系)の真相予想がたけなわだ。しかしこのドラマの見どころは、ほかにもある。中でも福士蒼汰と川口春奈の共演は、大きなポイントだろう。
ファンも思わず「交際宣言」を期待してしまう二人だが
福士と川口には、これまで何度か熱愛の噂がネットに浮上したことがあった。もちろん単なる噂なのだが、そこには噂の立つだけの理由があった。2人は、芸能界で数々の実績を持つ名門事務所、研音の所属。事務所が同じということと、過去の共演などでも気心が知れた仲ということもあってか、息はピッタリ。そんな2人を見て、ドラマだけではなく本当のカップルだったら嬉しい、というファンの願望が噂を呼んだのだ。たとえば番組の公式SNSに2ショット写真が披露されるだけで、「お似合いすぎるな」「この二人本当に付き合って欲しい~」「交際宣言しても全然OK」などと男女を問わずファンからのコメントが寄せられる状況なのだ。互いのファンが嫉妬するというよりも、本当に交際して欲しいと願うとは、ともに爽やかなタイプで好感度が高いからこそだろう。 3年前に公開された人気コミックを実写化した映画「好きっていいなよ。」は、福士が日本アカデミー賞の新人俳優賞に輝いた出世作の一つ(ほか、2作も対象)だが、相手役は川口だった。モテモテのイケメンながらも純愛を貫くストーリー展開は、ファンの心をつかんだ。そして、映画の公開イベントではマスコミのカメラマンたちへ絵作りのサービスも兼ね、MCからうながされる形で、川口から福士へのキスが生で披露された。頬へのキスをしたあとに、「ごめんなさい」と笑顔で謝る川口、映画の中とは勝手が違うのか照れくさそうな福士と、微笑ましく感じられたものだ。
共演から現実の交際、そして結婚へと発展したカップルとは?
共演から現実の交際、そして結婚へと発展したカップルは少なくない。古くは三浦友和・山口百恵のゴールデンコンビが思い浮かぶが、たとえば福士・川口と同じ研音の先輩にあたる唐沢寿明・山口智子も1988年放送のNHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」での共演で出会い、95年にめでたくゴールインした。研音ではほかに菅野美穂、反町隆史も、それぞれ別事務所の共演者と結ばれた(菅野は堺雅人、反町は松嶋菜々子)。いずれも芸能界はもちろんのこと、世間をにぎわせたビッグカップル。そんな先輩たちを追って……というわけではないだろうが、もし福士と川口が現実にカップルであったら嬉しい、というファンの願望の裏には、やはり夢をあたえる芸能界には、常に注目の的となるようなビッグなカップルがいて欲しい、という心理があるのではないだろうか。 さて、それはともかく気になるドラマ「愛してたって、秘密はある。」のほうはいよいよ17日(日曜)に最終話を迎える。番組の公式サイトでは最終話のPR動画にアクセスが集中しているようだ。父親を殺したことを、ついに爽(川口)に打ち明けた黎(福士)。ドラマのほうは泥々の展開で、ネットには「黎が二重人格だったのでは」「双子がいたのでは」など大胆な推理が飛び交う。事件の真相はもちろん、爽と黎の恋の行方がどう決着するのかにも注目だ。 (文・志和浩司)