値上げに踏み切った「日高屋」。それでもコスパ良く飲めるのか? ほろ苦いそら豆とビールに思うこと
思いのほか量があったそら豆
次は、10円の値上げをした日高屋の代名詞的メニューのそら豆。 基本的には柔らかいが、それぞれの固さが微妙に異なり、食感の変化を楽しめる。著しく柔らかいものは噛まずに口の中で溶けてなくなるため、どこか儚さを覚えた。筆者はぶどうや鮭など、いろいろな食べ物の皮を食べる派なので、そら豆の皮も一緒に食べてみる。皮は苦みがあり、子どもにはまだ早い大人の味わい。しかし、人を選ぶそうな苦味なので、皮を剥いて食べるほうが無難かもしれない。 ちなみに、思いのほか量があったため、3杯以上飲みたい時や複数人で来た時に頼むほうが良い気もした。
日高屋でしか食べられない「コスパ春巻き」
そして、20円の値上げをした五目春巻き。予想通りの感想を述べてしまい恐縮ではあるが、めちゃくちゃパリパリしていた。 1人暮らしをしていると、洗い物が面倒であること、油の処理が面倒なことなど、様々な理由から揚げ物を作ることはない。スーパーのお惣菜で春巻きを買うこともあるが、家に持ち帰ってレンチンすると皮はフニャフニャになる。つまりはパリパリの春巻きを食べるためにはお店で食べるしかない。しかし、中華料理屋の春巻きは結構高い。コスパ良く、パリパリした春巻きを味わえるのは日高屋くらいだろう。味は豚肉やタケノコの味がしっかりと感じられ、餡もコッテリ感はなく“きっとみんな好きなやつ”という味だった。
値上げ後にちょい飲みして“確信”したこと
ここまでの合計は1270円。 その後ビールの2杯目を追加で頼んだが、それでも合計1600円。お腹を満たせてほろ酔いになっても、2000円を大きく下回るのは相変わらずすごい。値上げしたと言っても、結局は日高屋が1人飲み民のオアシスであることには変わりなさそうだ。 <写真・文/望月悠木> 【望月悠木】 フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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