センバツ 「一層気を引き締める」 21世紀枠地区候補 相可を表彰 /三重
来春の第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の「21世紀枠」東海地区候補校に選ばれた相可(多気町)で16日、表彰式が行われた。 野球部員の多くは環境創造科と生産経済科に所属。環境創造科は難関の国家資格「測量士」を目標に勉学に励み、生産経済科は松阪牛肥育に取り組むなど地域の活性化に貢献している。これらの学科は、実習や補習があり、野球部全員で練習できるのは土日を中心に限られている。制約の中でも、今秋の秋季東海地区高校野球県大会でベスト8に進出している点が評価された。 県高野連の岩出卓会長から表彰状を受け取った北川睦貴主将(2年)は「目標に近づいたと思う。より一層気を引き締め、毎日の練習に取り組みたい」と意気込んだ。吉川秀明校長は「野球部の頑張りだけでなく、学校全体の取り組みが評価されたと思う。相可と関わりをもってくださった全ての方々に感謝している」と話した。 21世紀枠の出場校は2022年1月28日の選考委員会で相可を含めた全国9地区の候補校の中から3校が選出される。【寺原多恵子】 〔三重版〕