石狩にロープウエー?「気になる」事業
構想の中身は、札幌西インターチェンジにジャンクションを新たに設け、宮の森、藻岩、真駒内、福住に設置するインターチェンジを経由し大谷地インターチェンジに接続するというもの。これによって、現在は高速道路がない市内南西部をカバーする内容だが、渡邊社長は「実現には相当の時間が必要」だとする。 最後の「気になる」事業は、札幌市のMICE施設整備構想。MICEとは企業などの会議、報奨・研修旅行、国際会議、展示会をそれぞれ訳した英語の頭文字からなる造語。市は、中島公園そばの札幌パークホテルの建て替えと一体となったMICE施設の整備を検討してきたが、新型コロナウイルスの拡大により検討が3年間に渡って中断。今年度から再び検討がスタートした。 ただ、コロナ後のMICE施設の需要が以前とは異なるのも事実。市の担当者は、規模を見直した上で「国際会議を誘致できる一定の大きさの施設は整備していきたい」とする。今年度中に計画概要をまとめ整備するかどうか判断する方針だ。
コメンテーターの北大大学院・平本健太教授は「MICE施設を中島公園に造るということ自体も、本当にそれでいいのか再検討すべき」と提言。施設の拡充が計画されている札幌丘珠空港の周辺も、選択肢のひとつとしてあり得るとした。 (2024年5月25日放送、テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)