カープ新入団8人会見…注目は富士大の佐藤・渡辺
広島東洋カープの新入団選手発表会見が17日、広島市中区のホテルで行われ、育成選手を含む新入団選手8人がファン約500人の前でプロでの活躍を誓った。(新田修) 【写真】ソフトドリンクで乾杯する佐藤投手(左)と渡辺選手(いずれも広島市中区で)=東直哉撮影
注目は、ともに富士大(岩手県花巻市)のドラフト2位、佐藤 柳之介りゅうのすけ 投手(22)と同4位、渡辺悠斗選手(22)だ。同大は福岡ソフトバンクホークスの山川穂高選手(33)ら多数のプロ選手を近年、輩出しており、今年のドラフトでも計6人(育成選手を含む)が指名された。カープの2人も投打の即戦力として期待がかかる。 佐藤投手は1メートル79、86キロの左投げで、緩急をつけた投球と球持ちの良さが特徴。開幕ローテーション入りを目標に掲げ、「プロでもチームを勝たせる投手になりたい」と語った。 渡辺選手は1メートル81、98キロの大型内野手。打撃センスや打球を遠くへ飛ばすパワーを評価されており、「力強いバッティングと勝負強さを売りにしている」とアピールした。 大学に続き、チームメートとなる2人。佐藤投手が「すごく頼れる打者なので、心強い。(渡辺選手が)指名されたときは自分のことのようにうれしかった」と言えば、渡辺選手も「柳之介が投げたら勝てるというくらい、頼もしい投手。一緒に(カープへ)入れてうれしい」と声を弾ませた。 新入団選手らは、来年1月7日に廿日市市の大野寮に入寮し、8日から新人合同自主トレに臨む。
ドラ1佐々木 「鈴木誠也選手が目標」
その他の新入団選手も抱負を語った。(敬称略) ▼ ドラフト1位 佐々木泰 内野手 21(青山学院大) 「鈴木誠也選手のように、球団を代表する長距離砲になれるよう頑張る」 ▼ 同3位 岡本駿 投手 22(甲南大) 「自分の力をしっかりと発揮し、チームの優勝を目標にしたい」 ▼ 同5位 菊地ハルン 投手 17(千葉学芸高) 「(2メートルの)長身を生かしたストレートと何でも三振が取れる変化球が武器」 ▼ 育成1位 小船翼 投手 18(知徳高) 「体も仕上がってないし、技術もまだまだ。そういうところを伸ばしたい」 ▼ 同2位 竹下海斗 投手 18(敦賀気比高) 「緩急を使って打者を揺さぶる投球が持ち味。そこを生かしていきたい」 ▼ 同3位 安竹俊喜 捕手 23(静岡大) 「一日も早く支配下に上がり、ファンの皆さんに応援される選手になりたい」