水森かおり、新曲「島根恋旅」での「紅白」出場に意欲
“ご当地ソングの女王”として知られる演歌歌手・水森かおりが21日、島根・隠岐島文化会館で開催された「隠岐ジオ博 芸能まつり」でミニコンサートを行った。 今年でデビュー19周年を迎えた水森は、4月にニューシングル「島根恋旅」をリリース。8月には、「しまねふるさと親善大使『遣島使』」の就任を記念して、新しいカップリング曲「隠岐旅情」を収録した同曲の記念盤も発売した。 この日、「隠岐旅情」の舞台になっている隠岐の島のステージに立った水森は、「今日は、お招き頂いてとてもうれしいです。今年は、この『島根恋旅』で大みそかの『NHK紅白歌合戦』に出場したいなと思っていますので、ぜひ応援してください」とあいさつ。 続けて、「私は、隠岐の島にお邪魔するのは、じつは2度目で、前回お邪魔した時に、みなさまが本当に優しく迎えてくださったので、『何て良いところなんだろう』と思っていたのですが、今回は『島根恋旅』という曲を頂いたおかげで、その時とはまた違った気持ちでこの場所に帰って来ることができました」と満面の笑みを浮かべた。 「島根恋旅」について、「1番は松江、2番は隠岐の島、3番は出雲を旅する一人の女性が、恋に破れて、みなさんの優しい笑顔に励まされて、また明日に向かって元気に頑張っていこうという歌です」と説明。 さらに、新カップリング曲となった「隠岐旅情」に触れて、「今回、しまねふるさと親善大使『遣島使』に任命して頂きました。大使として全国のみなさんに島根県の素晴らしさを歌で伝えていこうということで、8月にその記念盤を発売しまして、カップリングに新曲という形で『隠岐旅情』という歌を作らせて頂きました」と報告すると、「別れた愛する人を忘れるためにこの隠岐の島にやって来た女性が主人公でして、色んな美しい景色を見たり、地元のみなさんの笑顔に励まされて立ち直り、今度は愛する人とふたりでこの隠岐の島に来てみたい、という心情が描かれた歌です。この曲もこれから大切に歌っていきたいと思います」と決意をにじませた。 そして、同曲や「隠岐旅情」、ヒット曲の「鳥取砂丘」など全5曲を熱唱し、会場を盛り上げた。 歌唱後は、同会館前の特設野外ステージで、隠岐の祝いごとでは恒例の「餅投げ」に参加。隠岐観光協会会長・松田和久氏や島根県の観光キャラクター「しまねっこ」らと一緒に「餅投げ」を行い、地元の人たちと交流を深めた。 なお、水森は25日には、東京・中野サンプラザホールでメモリアルコンサートを開催する。