アーセナル、ターンオーバー布陣で2部プレストンに3ゴール完勝! ヌワネリはカラバオ杯2戦3発
カラバオ・カップ(EFLカップ)4回戦が30日に行われ、アーセナルは敵地でプレストンと対戦した。 今季のプレミアリーグではここまで5勝3分1敗という成績を残し、マンチェスター・シティ、リヴァプールを追いかける3位につけるアーセナル。カラバオ・カップでは9月25日に行われた3回戦でボルトンを5-1で破った。4回戦では、チャンピオンシップ(2部)でここまで3勝5分4敗と苦しむプレストンの本拠地に乗り込む。 プレミアリーグを主力として戦う面々から大幅にターンオーバーを実施した一戦は、23分に均衡が破れる。敵陣左サイド深い位置でフリーキックを獲得すると、ガブリエウ・マルティネッリが右足でファーサイドめがけたボールを蹴り込む。ヤクブ・キヴィオルが頭で落とすと、最後はガブリエウ・ジェズスがダイレクトボレーを沈め、アーセナルが先手を取った。 アウェイの環境で先手を取ったアーセナルは続く33分、ユリエン・ティンバーとのワンツーで右サイドを縦に破ったラヒーム・スターリングが、切り返しからマイナスへ落とすと、ジェズスは強引に縦へ突っかけることはせず、冷静に横へ預ける。前を向いたイーサン・ヌワネリは左足で見事なミドルシュートを沈め、2戦連続ゴールでリードを広げてハーフタイムに突入した。 後半に折り返してからもアーセナルは攻撃の手を緩めない。57分、敵陣右サイドで獲得したセットプレーのこぼれ球を回収し、左サイド大外でウィリアン・サリバがボールを受けると、内側のスペースでフリーになっていたキヴィオルを使う。前を向いたキヴィオルが迷いなくアーリークロスを放り込むと、このボールがカイ・ハヴァーツの頭にピタリ。後半頭から途中出場した背番号29がヘディングシュートを沈め、勝利を決定付けた。 プレストンも限られた数ではあるものの、ゴールに迫る場面は作ったが、この日がアーセナルでのトップチームデビューとなったGKトミー・セットフォードの守るゴールをこじ開けるまでには至らない。アーセナルもジェズス、スターリング、さらには途中出場のブカヨ・サカらがゴールを脅かしながら、4点目を奪うことはできず。後半アディショナルタイムには、サカからのスルーパスに抜け出したハヴァーツがゴール前に侵入し、横パスからスターリングが無人のゴールに流し込もうとしたものの、ブラッド・ポッツの体を投げ出たゴールカバーに阻まれた。 試合はこのままタイムアップ。敵地で3-0と完勝したアーセナルが、カラバオ・カップ準々決勝進出を決めた。 この後、アーセナルは11月2日、次節のプレミアリーグでニューカッスルと敵地で対戦する。一方のプレストンは2日、次節のチャンピオンシップでホームに平河悠所属のブリストル・シティを迎える。 【スコア】 プレストン 0-3 アーセナル 【得点者】 0-1 24分 ガブリエウ・ジェズス(アーセナル) 0-2 33分 イーサン・ヌワネリ(アーセナル) 0-3 57分 カイ・ハヴァーツ(アーセナル)
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