なでしこジャパンで初ゴール!古賀塔子、パリ五輪に向けたアピール弾「最後のアピールの場で点を決められて良かった」
なでしこジャパン(日本女子代表)で初ゴールを記録したDF古賀塔子が、5月31日に行われた国際親善試合・ニュージーランド女子代表戦を振り返った。 なでしこジャパンは現地時間31日、五輪出場国であるニュージーランドと対戦した。試合は立ち上がりから互いに決め手を欠く中、無得点のままハーフタイムを迎えるかと思われた前半終了間際、右サイドの崩しから最後は田中美南が左足でゴール右へと流し込み、なでしこが先制して試合を折り返すことに成功する。これでペースを握ると、後半キックオフ直後には北川ひかるの右CKをファーサイドでフリーとなっていた古賀塔子が頭で合わせ、大きな追加点を奪取した。終盤は選手交代を駆使しながらゲームをコントロール。さらなる追加点こそ奪えなかったが、2-0の完封勝利を飾った。 この日、3バックシステムの左CBで出場した18歳の古賀は、前半から落ち着いたパフォーマンスを披露。武器である対人守備に加え、オランダのフェイエノールトで中盤を任されることが増えたことで狙うようになった巧みなインターセプトで攻撃にリズムを加えた。 そして、迎えた後半早々にはセットプレーからヘディングでゴールを決めて、嬉しいなでしこジャパン初得点を奪取。「自分のマークがついていなくてフリーの状態だったので、いいボールが来て、しっかり当てることができて良かった」と振り返りながら、「パリ五輪に向けての最後のアピールの場だったので、CKでしっかり点を決められて良かった」と喜んだ。 また、ビルドアップの面では多少テンポを落としてしまう場面もあったが、「しっかり自分でボールを持って、運んで、時間を作った方が良かった」と修正点を口に。「守備の部分でインターセプトするところなど良さは出せたと思うんですけど、ビルドアップでもっと前に運んだりというのは課題だと思います」と自身のプレーを評価している。 それでも、守備面での安定感やゴールといった形で確かなアピールに成功した古賀。ここからさらにチームでの立ち位置を確立していくために研鑽を続けていく。